快適なカーライフのために - 詳細

Car Check!

タイトル背景イメージ

ライトを上手に使って安全運転

快適車生活のためのワンポイントアドバイス VOL.19

CAR CHECK!

朝・昼・夕・夜でヘッドライト点灯の効果が変わってきます。

夜はライトを点灯させないと視界がなくなって何も見えなくなりますが、早朝・夕方はライト点灯により目立つ(存在感を演出する)ことを目的にしていますし、昼は周囲が明るいため、ちょっとした日陰に紛れてしまうことを避けることができます。

ヘッドライトの昼間点灯

最近、ヘッドライト昼間(常時)点灯の車が徐々に増えてきているようです。もしかすると車もバイクと同じようにエンジンをかけるとライトが点灯するようになるかもしれません。常時点灯することにより、バイクと同様「点灯が必要な時に、既に点灯できている」(点灯し忘れることがない)というのが最大の利点といえるでしょう。

歩行者や対向車などに対して存在をアピール

対向車などに対して積極的に存在をアピールします。実際のところ、太陽が空高く輝いている間は周りがとても明るいため、ライトが点灯していることに気がつかないこともありますが、太陽が出ている時でも「朝の9時10時まで」や「お昼の2時3時頃から」は太陽が傾いて都心部でも高層ビルや街路樹などの陰ができやすくなります。歩行者や脇道から出てくる車が、影に一瞬溶け込んでしまったあなたの車をうっかり見落としてしまい飛び出してくることもあります。

「曇りの日」と比べて「晴れの日」はとても明るいため「太陽が当たっている部分」と「トンネルや木陰など」とのコントラストが非常に強く暗順応していないことも手伝って「影」に入ったものが、とても見えにくくなくなります。そんな状況で目立つには、周囲が明るければ明るい時ほど、ヘッドライトなどの明るさが必要になってきます。

山道などでは所どころ日陰ができているため、ヘッドライトを点灯することによってセンターラインをオーバーしてくる対向車が減るはずですし、尾灯が点灯していることによって後続車に対しても追従性・視認性が良くなります。トンネル内でヘッドライトの点灯を忘れてしまうことがあるため、トンネルが多い道路を走るときはトンネルを出てからもヘッドライトを常時点灯させている車もいます。トンネルを出てから消灯を忘れるよりも、トンネルに入ったときに点灯するのを忘れるほうが危険ですから。

これまで昼間点灯を導入することによって年間事故発生件数が激減した会社も数多くありますが、単純にヘッドライトを点灯させるだけではなく、ドライバー自身が安全意識をもったことも事故防止に役立っていると思います。

夕暮れ時は早めにライト点灯

夕暮れ時は早めにライトを点灯させましょう。 夕日を見たら車幅灯だけではなく、ヘッドライトも点灯させましょう。沈みかけの太陽を背にして走ると、自分の視界は確保されますが、対向車のドライバーは太陽の光が直接目に入ってきてしまうため、極度に明順応(幻惑)してしまい視界が悪くなり、 こちらに気づかないこともあります。逆の立場だったらイメージがつくと思います。まずは、電信柱などに付いている街灯が点灯しはじめたらヘッドライトを点灯していきましょう。

雨の日

雨の日にヘッドライトをつけても視界が格段によくなるわけではありませんが、対向車や後続車に対して非常に有効です。ライトを点灯させた車とそうでない車の目立ち方の違いを確認してみてください。
ヘッドライトをつけた方がバックミラーにライトが写って、存在感がアップします。

協力:「お互い気持ち良く走るための豆知識」