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Car Check!

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ちょっとお得なリサイクルパーツを活用しよう!

快適車生活のためのワンポイントアドバイス VOL.3

CAR CHECK!

最近は環境問題によるリサイクルの観点から廃車処理によって生まれるリサイクルパーツが注目されています。
一口にリサイクルパーツと言ってもその状態によっていろいろ分類されるので、それぞれの特徴を説明しましょう。

解体パーツ

主に自動車の解体業者から直接入手するパーツで、解体された車から取り外された状態のものです。

新品パーツの10~30%と格段に安い価格ですが、パーツに対するケアや保証に関しては、ほとんど期待できません。価格には相場があるものの、基準がはっきりしていません。

中古パーツ

グループで一定の基準を設けて、それをクリアしたパーツだけが全国規模のネットワークで集中管理しています。

パーツの在庫数が多く、近くの工場にない場合でも、ネットワーク内の他の工場から調達することができます。

特にドア、ボンネットなどの外装パーツは、同じボディカラーのものがあれば、中古パーツを使った方が費用・時間ともに節約できるケースが多く、需要も高いようです。

こうしたパーツの場合は“その時点で動く”という以上の保証はありません。解体パーツと比べて、価格は多少高くなりますが、新品の30~50%というのが一般的です。

リビルトパーツ

リ(再)ビルド(組立)”されたもので、他のパーツとは少々異なり、セルモーターなどの電装品やギアボックスなど、内部に消耗品を持つものに限られます。

中古パーツを分解し、内部の清掃、消耗品の交換、オイル・錆といった表面のヨゴレの研磨など、徹底的なメンテナンスを行うため、見た目にも機能的にも新品と変わりなく、期間や走行距離による機能保証もついているのが一般的です。パーツ単体での販売ではなく、壊れたり消耗したパーツとの交換が基本です。

交換されたパーツが再びリビルドされ、新品同様のパーツとして生れ変わるわけです。価格については、こうした工程を経るため、新品パーツの70%程度と割高ではありますが、直したクルマに長く乗りたい場合には、修理時にリビルドパーツを選べば安心です。

材料のリサイクル

“パーツのリサイクル”は、廃棄物削減に大きな役割を果たしますが、一方で、自動車メーカー各社の“材料のリサイクル”による廃棄物を削減する取り組み(ゼロ・エミッション)も、本格化しています。

これまで1つのパーツに何種類もの素材が混在していることが障害となってリサイクルできないパーツについては、シュレッダーダスト化(粉砕して細かい塵状のゴミにする)した後、埋められていました。ダッシュボードのように、一見するとすべてプラスチックのように見えるパーツでも、強度の確保や成型のしやすさといった点から、部分的に異なる素材を利用していたため、素材の分離に手間とコストがかかって、リサイクルがなかなか実現できませんでした。しかし、技術の進歩により、最近では単一素材で高品質のパーツができるようになり、同素材の収集・処理が可能となったことから、廃車時に、これまでのようなシュレッダーダストとなる部分が少なくなっています。

こうしたリサイクルパーツは、基本的に整備工場や部品販売店などに販売されるもので、ユーザーが直接入手するものではありません。しかし、修理の際に、“リサイクルパーツ”という選択肢があることを知っておけば、コスト面で、自分の目的に応じた修理が可能です。ただ、全ての整備工場が中古パーツの入手ルートを持っているわけではないので、依頼する際によく相談する必要があります。

AIRの整備工場ではお客様のご要望に応え、最高の整備をご提供しています。リサイクルパーツの使用についても、修理の際にお気軽にご相談ください。経験豊富なAIR整備工場のスタッフが的確なアドバイスで最適なメンテナンスのご提案をいたします。