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Car Check!

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バッテリーあがりは、冬より夏ってホント?!

快適車生活のためのワンポイントアドバイス VOL.6

CAR CHECK!

昔に比べ高性能化され、メンテナンスの手間もいらなくなった”バッテリー”。
”バッテリーが上がるのは冬”というイメージがありますが、実は夏の暑い時期も意外に起こりやすいのです。
ちょっとした気配りでトラブルを回避しましょう。

ちょっと復習!バッテリーのお仕事

“スターターバッテリー”などと呼ばれることもあるように、バッテリーは本来、エンジンスタート時にセルモーターを回すなど、短時間・大容量の電気使用に備えて、あらかじめ電気を蓄えておくのが役割。一度、走り出したら、オルタネーター(発電機)で充電し、走行中に使用する電気を賄います。でも、エアコン、オーディオ、カーナビ、TVと、クルマの装備が増えれば、電気の消費量もどんどん上がり、思わぬところで、バッテリー切れ!なんていうことも…。
バッテリーは化学反応によって発電していますが、冬にバッテリーが不調になるのは、気温が低いために化学反応の活性が低下してしまうから。夏は、逆に反応が過剰となり、自己放電が激しくなって上がってしまうのです。
オルタネーターは、ある程度の速度(=エンジンの回転数)で最適の性能が発揮できるようになっています。古いクルマなどでは、街乗り程度の走行だと性能が発揮できない場合もありますが、最近のクルマは、低速度の走行でも充分発電するように調節されています。ただ、渋滞時などに電力消費が追いつかなくなると、バッテリーが上がってしまうこともあります。

こんなときは要注意

例えば、夏の夜で、雨降りという場面を想像してください。ライトにワイパー、エアコン、さらにカーナビ、オーディオなど、クルマの電気装備はフル回転。なのに、渋滞でノロノロ運転だったら、発電は追いつきません。ですから、行楽帰りなどで、大きな渋滞に巻き込まれたら、不要な装備はなるべく使わず、電気を節約するようにしましょう。

月に1〜2回の点検を心がけましょう。

1.バッテリー液の量

バッテリー液が減っていたら、蒸留水を足して規定量に。(水道水は鉄分などが混ざっているので、避けましょう。)

2.ターミナル付近

白い粉が付着していると接触不良を起こすので、ブラシなどでキレイに汚れを落としましょう。

3.オルタネーターのベルト

たるみやひび割れなど、不具合がないかチェックしましょう。

バッテリーは消耗品。乗用車の場合、2~4年が寿命といわれています。
十分な速度、距離で使用しているのに、エンジンがかかりにくくなったり、エンジン始動後にアクセルを踏み込むとライトが明るくなるようなら、バッテリーのパワーがダウンしているかも。そろそろ寿命なら、交換の必要があります。また、交換したばかりなのにパワーダウンの兆候が見られる場合は、充電器のオルタネーターが正常に作動していないことも考えられます。